近年、所有ではなく必要なときだけ借りる「シェア」や「レンタル」のビジネスモデルが急速に拡大しています。
企業や個人は、初期投資のリスクを抑えつつ最新機器や高額商品を活用できるため、
レンタルサービスの需要は今後もますます高まると考えられます。
そこで今回は、レンタルビジネスでの収益性が高く、
今注目されているおすすめ用品を20点ご紹介します。
各アイテムの需要拡大の要因と、なぜ利益率が良いのかを解説しますので、ぜひ導入のヒントにしてみてください。
業務用・産業用機器
企業活動を支える業務用・産業用機器は、導入コストが高額になりがちな分、レンタルニーズが増加しています。
大企業はもちろん、中小企業やスタートアップにも手が届きやすくなるためビジネスチャンスが広がります。
産業用ドローン
ドローン技術が進化し、農薬散布やインフラ点検、測量などの産業用途への活用が急速に広がっています。
需要拡大の要因
- 人手不足や高齢化が進む農業や建設現場での作業省力化のニーズが高い
- 測量やインフラ検査の精度向上とコスト削減を同時に実現できる技術として注目されている
- 法整備や安全基準が整備され、ビジネス導入へのハードルが下がりつつある
利益率が良い理由
高額なドローンや周辺機器を揃えるには多額の初期投資が必要ですが、
必要なタイミングに短期・中期で借りたいユーザーが増えています。
メンテナンスやアップデートもレンタル事業者側が行うため、
その分の付加価値が上乗せでき、安定した利益を生みやすいのが特徴です。
平均レンタル単価
高性能モデルの場合、1日あたり5万〜10万円程度のレンタル料金が設定されるケースもあります。
3Dプリンター
試作品や小ロット製品の製造をスピーディに行うツールとして、
製造業やデザイン業界での需要が高まっています。
需要拡大の要因
- 新製品開発のスピード化やコスト削減が求められ、試作段階での3Dプリンター利用が一般化
- 小規模事業者や工房、スタートアップでも3Dプリンターを活用しやすくなっている
- プリント素材の多様化により、金属・樹脂・セラミックなど幅広い分野で利用可能
利益率が良い理由
購入費が高額な高性能3Dプリンターを「使う時だけ」借りたいという企業ニーズが強いです。
さらに、操作指導やテストプリントなどの付帯サービスを提供すれば、
レンタル料金に加えてコンサルティング費用なども収益にできるため、
利益率の高いビジネスが期待できます。
平均レンタル単価
高性能モデルの月額レンタル費用は10万円前後からが相場です。
プロ用測定機器・試験装置
製造品質や研究開発の現場では、正確なデータを得るために高度な測定機器が欠かせません。
しかし高精度機器は導入コストが極めて高いことが多く、レンタル需要が伸びています。
需要拡大の要因
- 製品品質向上や安全性基準の厳格化に伴い、正確な測定・試験を行う重要性が増している
- 研究開発予算が限られた中小企業・大学研究室などが、プロ仕様の機器を必要とする場面が多い
- 工業分野だけでなく、食品・医療など多分野での利用も拡大
利益率が良い理由
高性能な計測機器や試験装置は1台あたり数百万円〜数千万円と高額です。
購入に踏み切れない顧客が多数存在するため、
レンタルという形で手軽に高精度機器を利用できる点が評価されます。
補償やキャリブレーション費用も含めたパッケージ料金を設定することで、
安定した収益を確保できます。
平均レンタル単価
一般的に1週間のレンタルで数十万円になるケースもあり、
短期利用の需要が高い分、単価設定が高めです。
ビジネス用高速プリンター＆製本機
資料作成や顧客向け提案書など、ビジネス文書の大量印刷には高速プリンターや製本機が必須です。
特にイベントや展示会、繁忙期だけに大量印刷が必要な企業にはレンタルの需要があります。
需要拡大の要因
- ペーパーレス化が進む一方、契約書や説明資料の紙媒体ニーズは依然根強い
- 展示会やセミナー開催時など、短期的に大量印刷を必要とするケースがある
- 企業のバックオフィス業務を外注化・シェア化する流れと相乗して拡大
利益率が良い理由
高速プリンターや製本機は、大型かつメンテナンスコストがかかるものの、利用頻度が限られる顧客も多いです。
そのため、必要な時にスポットで借りたいという要望を満たせば、高額レンタル料が見込めます。
メンテナンスやトナー交換など、機器管理のサポートも有償プランに組み込めば、利益率をさらに高められます。
平均レンタル単価
大容量の高速プリンターは、1カ月のレンタル費用が3万〜5万円程度からスタートし、
製本機を加えると5万〜10万円ほどのプランになることがあります。
IT・デジタル／ハイテク機器
急速に進歩するIT・デジタル機器の分野では、
常に最新のスペックや機能を求める顧客が多く、レンタルビジネスと相性が良いといえます。
VR/AR機器・シミュレーター
ゲームやエンターテイメントだけでなく、研修・教育、医療、観光など幅広い分野で
活用の場が広がっているのがVR/AR機器やシミュレーターです。
需要拡大の要因
- 研修や遠隔医療、観光分野などでの導入実績が増え、実用的なツールとして認知度が高まっている
- XR（VR/AR/MR）市場が世界的に成長しており、日本国内でも急速に需要拡大
- ゲーム体験やリアル体験の融合を求める消費者ニーズが拡大
利益率が良い理由
高性能のヘッドセットやシミュレーターは高額ですが、イベントや短期プロジェクトでの利用需要が高いため、短期間の高額レンタルでも顧客が納得しやすい点が魅力です。
加えて、ソフトウェアライセンスやカスタマイズ対応などのオプションサービスを提供することで、利益を上乗せできます。
平均レンタル単価
ハイエンドVRヘッドセットの1日あたりのレンタル料金は2万〜5万円ほど、
シミュレーターを含むセットでは10万円以上になるケースもあります。
スマートホームデバイス／IoT家電
音声アシスタントやスマート照明、ネットワークカメラなど、IoT家電の普及は急速に進んでいます。
しかし、まだ導入ハードルを感じる人も多く、まずはお試し感覚でレンタルを利用したいというニーズがあります。
需要拡大の要因
- 在宅ワークやリモートライフの普及に伴い、家の機能性や快適性を高めるデバイスに注目
- セキュリティや利便性の向上を求める消費者の増加
- 新築マンションやリノベーション物件でのスマートホーム機能標準化の流れ
利益率が良い理由
スマート家電一式を買い揃えるとコストがかかるため、
月額サブスク型でレンタルを提供すると一定の需要を獲得しやすいです。
アップデート頻度の高いジャンルなので、レンタル事業者は機器を回転させつつ最新モデルを導入し、継続的な収益を得られます。
平均レンタル単価
スマートスピーカーやスマート照明などのセットプランで、
月額1,000〜3,000円程度のサービスが多く見られます。
高性能ゲーミングPC・配信機材
eスポーツや動画配信市場の急成長に伴い、高スペックPCや配信に必要な周辺機器を求める個人・団体が増えています。
需要拡大の要因
- ゲーム実況や大会への参入ハードルが下がり、PC性能の重要性が高まっている
- ライブ配信や動画編集に適したスペックを持つ機材の需要が拡大
- プロゲーマーやストリーマーを目指す若年層に向けたシェアリングサービスの需要増
利益率が良い理由
ゲーミングPCや高性能グラフィックボード、配信機材は高価格帯である一方、
ユーザーが「試しに最高スペックを体験してみたい」という需要が強い分野です。
短期間レンタルでも相応の料金を設定でき、ソフトウェアやネット回線環境などのオプション対応で収益を追加しやすいところも魅力です。
平均レンタル単価
高性能ゲーミングPCの月額レンタル費用は1万〜3万円程度が中心で、
配信機材をセットにすると3万〜5万円になることもあります。
モビリティ関連
移動手段の多様化や環境意識の高まりに伴い、モビリティ関連のレンタルはますます需要が増えています。
高額な車両も利用状況に応じて借りる時代がやってきています。
Eバイク・電動キックボード
都市部の短距離移動から観光地のアクティビティまで、
電動モビリティは手軽かつエコな移動手段として注目されています。
需要拡大の要因
- CO2削減や渋滞緩和を目的としたグリーン政策による後押し
- 観光地での新感覚アクティビティとしての普及
- 個人が所有するより手軽に使えるシェアリングサービスの一般化
利益率が良い理由
一台あたりの導入コストは決して安くないものの、短時間のレンタル回転率が高いのがポイントです。
都市部や観光地などで多数台を配備すれば、ユーザー単価は低くても台数分の収益を積み重ねられます。
保険やメンテナンス費込みのプランも付加価値として提供可能です。
平均レンタル単価
1時間あたり500〜1,000円
日額では3,000円〜5,000円程度が一般的な料金設定です。
カーサブスクリプション（高級車・電気自動車等）
高級車やEV（電気自動車）は初期費用や維持費が高額なため、
買うのではなく「乗り換え放題」「一定期間だけ利用」というサブスクモデルが人気を集めています。
需要拡大の要因
- 高級車を所有するリスク（維持費・価値下落）を避けたい富裕層やビジネスユーザーが増加
- EV導入促進の補助金やインフラ整備が進み、電気自動車への関心が高まっている
- ライフスタイルや気分に合わせて車種を気軽に変えたいというニーズの顕在化
利益率が良い理由
高級車やEVのレンタル料金は比較的高額に設定できます。
定期メンテナンスや車検、保険などの面倒を含めて一括提供することで高い付加価値を生みやすく、
長期契約を取れれば安定的に利益を確保できます。
平均レンタル単価
高級車・EVのサブスク料金は月額5万〜15万円以上と幅広く、
車種やサービス内容で大きく差があります。
電動車椅子・福祉ロボット
高齢化社会の進展に伴い、移動や生活を補助する福祉機器・ロボットの需要が増加しています。
自費や保険適用の枠で一時的に使用したい利用者も多く、レンタル市場が伸びています。
需要拡大の要因
- 高齢者や障がい者の自立支援・外出補助ニーズが急増
- 介護負担の軽減を求める家庭や施設が多い
- 医療・介護保険適用の範囲拡大により、利用ハードルが下がる
利益率が良い理由
電動車椅子や福祉ロボットは高額である一方、
必ずしも長期的に使うわけではないケースが少なくありません。
必要な期間だけ借りる、あるいは試してみる需要が高いため、定期的なメンテナンス契約も含め安定した利益率が期待できます。
平均レンタル単価
電動車椅子の月額レンタル費用は5,000〜1万円程度から、
福祉ロボットなどの先進機器は2万円以上に設定される場合があります。
ファッション・ブランド品
消費者の「本物を持ちたい」「特別なシーンで身につけたい」という欲求から、高級ブランド品のレンタルも注目を集めています。
特にバッグや時計のレアモデルは高い需要があります。
高級ブランド品（バッグ・時計など）
普段は購入が難しい高級ブランドのアイテムも、レンタルであれば気軽に利用できます。
結婚式やパーティー、ビジネスシーンなど、特別なイベントで需要が高まります。
需要拡大の要因
- モノを「所有」する時代から「体験重視」「必要なときだけ借りる」意識の変化
- SNS映えやステータスシンボルとして、一時的に高級アイテムを使いたい若年層の増加
- フリマアプリやシェアリングサービスの普及により、高価格帯商品の取引やレンタルへの抵抗感が減少
利益率が良い理由
高級ブランド品は単価が高いため、レンタル料金も比較的高めに設定できます。
需要が集中する時期やイベントがあるため、短期利用の回転率も高く、しっかりとした補償システムを組むことで商品価値を保ちつつ収益性を高めることが可能です。
平均レンタル単価
1週間のレンタルで5,000〜1万円程度が相場
超高級品になると数万円になるケースもあります。
イベント・空間デザイン
式典や展示会などのイベントで、一時的に特殊な機材や装飾が必要になる場面ではレンタルビジネスが活躍します。
イベント用大型装飾・空間デザインツール
イベント会場や商業施設のシーズン装飾、ブライダル会場の特別な演出など、装飾関連機材のレンタルは根強いニーズがあります。
需要拡大の要因
- イベントや展示会がコロナ禍の反動で復活・増加傾向にある
- 季節やテーマに合わせて大掛かりな装飾を行う企業や自治体が多い
- 写真やSNS映えを重視するプロモーションが主流化
利益率が良い理由
大型装飾や特注ツールは製作コストが高い一方、イベント期間は限られるため、
購入するよりもレンタルが適しているケースが多いです。
オリジナルデザイン制作や施工サービスをセットにすれば、単なる商品の貸し出し以上の付加価値を提供でき、利益率を高められます。
平均レンタル単価
大型装飾セットの1日レンタル費用は5万〜10万円程度となることが一般的です。
ホームステージング用家具・デコール
不動産売買やモデルルームなどで、物件の魅力を高めるために
家具やインテリアを短期間だけ設置する「ホームステージング」が一般化しつつあります。
需要拡大の要因
- 住まいを売却・賃貸する際の印象アップ手法として認知度が上昇
- モデルルームやショールームでの期間限定利用が増えている
- 物件価値を高める投資として不動産会社も積極的に導入
利益率が良い理由
家具やデコールの購入は大きな負担となるため、短期間だけ使うならレンタルの方が割安というニーズが強いです。
高級感のある家具を揃えることで物件の売却価格や成約率を高められるため、
不動産業者もレンタル費用に寛容であり、安定収益が見込めます。
平均レンタル単価
1カ月単位での家具レンタルが多く、月額3万〜10万円ほどが目安です。
ビジネス用コンテナ・モジュールハウス
仮設オフィスやイベントブース、災害時の臨時施設など、コンテナやモジュールハウスを活用するシーンが増えています。
需要拡大の要因
- 工事現場の事務所やイベントの控室など、短期間かつ柔軟に設置できるスペースが必要
- 災害や緊急時のシェルター、医療スペースとしての活用
- おしゃれなデザインコンテナを店舗として活用する事例が増加
利益率が良い理由
カスタマイズ性が高いコンテナやモジュールハウスは比較的高額ですが、
購入となると輸送費や設置費など含め莫大なコストがかかります。
短期間使用やイベントごとの移設が想定されるため、
レンタル事業であれば設置・撤去を含めた一括サービスを提供でき、高利益につながります。
平均レンタル単価
コンテナやモジュールハウスの1カ月レンタル費用は10万〜30万円程度となる場合があり、内装仕様や設備によって大きく変動します。
飲食・キッチン関連
新たな飲食ビジネス形態として、キッチンカーやゴーストキッチン（シェアキッチン）が注目されています。
これらの設備や機器をレンタルでまかなう動きが広がっています。
キッチンカー・ポップアップストア用設備
移動式店舗であるキッチンカーや、短期的にテスト出店するポップアップストアは、飲食業界やイベント業で活況を呈しています。
需要拡大の要因
- 飲食ビジネスの新規参入ハードルが下がり、挑戦する個人や企業が増加
- コロナ禍以降、屋外イベントやテイクアウト需要が拡大
- SNSで話題化しやすく、短期間でも集客しやすい魅力
利益率が良い理由
専用車両や大型調理機器を購入するリスクを避けたい事業者にとって、レンタルは魅力的です。
キッチンカーの場合、車検や整備コストも含めたプランを用意すると付加価値が高くなります。
ポップアップストア用の什器や装飾品などもセットで提供すれば、収益機会を拡大できます。
平均レンタル単価
キッチンカー本体と調理機材一式で月額5万〜15万円ほどが目安ですが、車両のスペックや設備で価格は変動します。
ゴーストキッチン／シェアキッチン設備
デリバリー専門のゴーストキッチンや、複数事業者が共同で使えるシェアキッチンの需要が急上昇しています。
調理設備を共有することでコスト削減や柔軟な事業展開が可能です。
需要拡大の要因
- フードデリバリー市場の拡大により、実店舗を持たずに起業するケースが増加
- 料理の試作や製造を行うシェアキッチンスペースが注目を集めている
- 初期投資を抑えつつ多店舗展開を目指す企業に適した業態
利益率が良い理由
広い厨房スペースやプロ仕様の調理器具は高額ですが、
複数事業者がシェアすることで回転率が上がり、施設運営側の収益率も向上します。
設備の維持管理費を月額利用料に上乗せできるため、長期的な安定収入を見込めます。
平均レンタル単価
シェアキッチン利用料は1時間1,000〜2,000円程度から
月契約で5万〜10万円程度が一般的です。
家具・インテリア（オフィス含む）
オフィスや家庭のインテリアを必要な期間だけレンタルする動きが、引っ越しやリモートワークの定着などを背景に拡大しています。
高級オフィスチェア・ヘルスケアデスク
リモートワークやフリーランスの増加により、
体にフィットした高品質のオフィス家具を使いたいというニーズが高まっています。
需要拡大の要因
- 長時間のデスクワークによる腰痛や健康問題への対策意識が高まり、高級チェアの需要拡大
- 自宅とオフィスの垣根が曖昧になる中で、インテリアにこだわる層が増えている
- オフィスレイアウトの柔軟化に合わせ、家具を必要な数だけレンタルしたい企業ニーズ
利益率が良い理由
高級オフィスチェアや昇降デスクは購入コストが高く、
試しに導入してみたい企業や個人が多いため、月額レンタル型ビジネスが成立しやすいです。
メンテナンスや交換サポートを含めるプランも提供でき、収益性を高めることができます。
平均レンタル単価
高級オフィスチェアの月額レンタル料は3,000〜8,000円程度、電動昇降デスクは5,000〜1万円程度が一般的です。
スポーツ・アウトドア
健康志向や余暇の充実を求める消費者が増えている現代、スポーツやアウトドア用品のレンタルも大きな可能性を秘めています。
スポーツトレーニング機器・マシン
自宅で本格的なトレーニングができるフィットネスマシンや、
高度なスポーツ用具をレンタルするサービスが注目を集めています。
需要拡大の要因
- ジムに通わずに自宅やオフィスでトレーニングを行いたいという在宅ワーク層の増加
- パーソナルトレーニングやオンラインフィットネスの普及
- 大型機器を買うにはスペースや費用がかさむため、お試し需要が高い
利益率が良い理由
トレーニング機器は初期導入費が高い一方で、中長期的に継続利用したいユーザーが多いです。
定期的なメンテナンスやアップグレードを含めたプランであれば、
安定的かつ高いマージンを期待できます。
平均レンタル単価
ルームランナーやフィットネスバイクなどの
月額レンタル費用は3,000〜8,000円程度が目安
上位モデルでは1万円超になる場合もあります。
アウトドア用品（グランピング仕様含む）
キャンプブームの継続や、ラグジュアリーなアウトドア体験「グランピング」の人気上昇により、
高品質なアウトドア用品をレンタルしたい層が増えています。
需要拡大の要因
- 初心者でも手軽にキャンプを楽しみたいというニーズの増加
- グランピング施設やイベントで、高級テントや備品が必要となる機会が増加
- キャンプ用品の種類が多く、すべてを購入するのは負担が大きいため、試す意味でもレンタルが求められる
利益率が良い理由
テントや寝袋、調理器具など一式を揃えるには費用も収納スペースも必要ですが、
レンタルであれば保管の手間もないため利用者が増えやすいです。
高級志向の商品を取り扱うことでレンタル料金も高めに設定でき、
メンテナンスやクリーニングサービスを組み込むことで更なる収益を見込めます。
平均レンタル単価
グランピング仕様の高級テントや寝袋一式の
1泊レンタルは1万円〜3万円程度が主流です。
その他
最後に、他にも注目度が上がっているレンタル品として、ペット関連用品を取り上げます。
ペット関連用品（高級ケージ、トリミング機材など）
ペット市場は不況に強いと言われており、高額なケージやトリミング機材を短期間だけ使いたいというニーズが存在します。
需要拡大の要因
- コロナ禍を機にペットを飼い始めた世帯が増え、一時預かりやおしゃれなペット空間を作りたい需要が拡大
- トリミングサロン開業やペットホテルなどのサービス増加に伴うプロ向け機材需要の高まり
- ハイエンド志向の飼い主が、見栄えの良いケージや設備を一時的に利用したい場面が増加
利益率が良い理由
高級ケージやプロ仕様のトリミング機材は個人が買うにはハードルが高い価格帯である一方、
ペットの快適性や安全性を重視する飼い主は、ある程度のコストを惜しまない傾向にあります。
高品質の設備を揃えることで競合との差別化が図れ、
レンタル料金を比較的高めに設定しても選んでもらえる可能性が高いです。
平均レンタル単価
高級ケージは1カ月のレンタルで5,000〜1万円程度から、
プロ仕様のトリミング機材は月額1万〜3万円ほどの料金設定が一般的です。
まとめ
以上が、レンタルビジネスで成功を目指す際に押さえておきたい20のおすすめ用品です。
高額商品や最新機材は導入コストが高いからこそ、一時的・短期的に借りたいという需要が多く、そこにこそ大きなビジネスチャンスがあります。
さらに付加価値の高いサポートサービスを組み合わせることで、単なる貸し出し以上の収益を確保しやすくなります。
ぜひ自社の強みや顧客ニーズを踏まえたレンタルプランを検討し、拡大するレンタル市場を活用してみてください。
この記事の監修者
株式会社ミライガタリ代表取締役 上岡裕
多数のレンタル事業者のECサイト構築を手がけ、業界に特化した豊富な実績を持つ。EC構築、アプリ構築の知見を土台に商工会議所等の相談員講師として活動し、多くの事業者のサポートを行う。事業のDX化による経営改善が得意領域。
レンタル事業の社会的、経営的強さに魅せられEC構築サービス『レンタルGO』発案、開発。自身が代用を務める株式会社ミライガタリにてサービスを提供中。
都城工業高等専門学校卒。1児の父。
