低予算で始める!レンタルECの集客に効くInstagram・TikTok活用術

レンタルECの集客になぜ「Instagram・TikTok」が必須なのか?

「良い商品を揃えたのに、サイトへのアクセスが増えない」「Web広告を出すほどの予算がない」
レンタル事業を始めたばかりの事業者様から、このようなお悩みをよく耳にします。

実は、「レンタル(体験)」と「SNS(動画・画像)」は、EC業界の中でも極めて相性が良い組み合わせです。購入型ECとは異なり、レンタルは「一時的な利用」や「体験」に価値があります。その魅力を伝えるには、文字よりも視覚的な情報が圧倒的に有利だからです。

  • 使用感の共有:「実際に使ってみてどうだったか」というリアルな体験談
  • 憧れの喚起:「このアイテムがあれば、こんな素敵な休日になる」というイメージ
  • 不安の解消:「使い方は難しくないか」「汚れていないか」という懸念の払拭

これらを低予算で、かつ効果的に伝えられるツールがInstagramとTikTokです。ここでは、それぞれの特徴を活かした具体的な活用術を解説します。

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目次

    【Instagram】「カタログ」と「信頼」を作る運用戦略

    Instagramは、ビジュアル重視のプラットフォームであり、レンタルECにおいては「カタログ」としての役割と、ブランドへの「信頼」を醸成する役割を果たします。

    1. フィード投稿は「利用シーン」を見せる

    商品のスペック画像(白背景の画像)ばかりを並べていませんか?
    Instagramユーザーが見たいのは、「その商品をレンタルした自分」です。キャンプ用品なら焚き火を囲んでいるシーン、ドレスならパーティー会場での着用イメージなど、「体験」を切り取った写真を投稿しましょう。

    2. リール動画で「使い方」を解説する

    レンタルにおける最大のハードルは「使いこなせるか心配」という点です。
    30秒〜1分のリール動画で、組み立て方や操作方法を解説することで、ユーザーの不安を取り除き、予約への心理的ハードルを下げることができます。

    3. ハイライトで「Q&A」と「口コミ」を固定する

    ストーリーズ機能を活用し、よくある質問や、実際の利用者からのメンション投稿(UGC)を「ハイライト」としてプロフィール下に固定しましょう。初めて訪れたユーザーに対する「信頼の証」となります。

    【TikTok】「認知拡大」と「発見」を狙う運用戦略

    フォロワーがいなくても爆発的な再生数(バズ)を狙えるのがTikTokの特徴です。Instagramが「ファン化」に向いているのに対し、TikTokは「新規顧客の発見」に向いています。

    1. ビフォーアフター動画

    「レンタルする前(退屈な休日)」と「レンタルした後(充実した休日)」のギャップを見せる構成は、TikTokで非常に人気があります。高圧洗浄機で汚れが落ちる様子や、最新美容家電での変化など、視覚的なインパクトを意識しましょう。

    2. 正直レビュー・開封動画

    企業アカウントであっても、あまりに宣伝色が強いと敬遠されます。「実際に届く梱包の状態」や「デメリットも含めた正直な感想」を発信することで、親近感と信頼感が生まれます。

    InstagramとTikTokの使い分けまとめ

    項目InstagramTikTok
    主な役割ブランディング・カタログ・ファン化新規認知・拡散・バズ
    ターゲット層幅広い(特に20〜40代女性)若年層中心だが30代以上も増加中
    投稿内容映え写真・HowToリールエンタメ・検証・トレンド音源

    低予算で成果を出すための2つのポイント

    1. ユーザー生成コンテンツ(UGC)を活用する

    自社で撮影素材を用意するのが難しい場合は、レンタル利用者にお願いしましょう。
    「SNS投稿で次回〇〇円OFF」といったキャンペーンを実施し、お客様が投稿した写真や動画を(許可を得て)自社アカウントで紹介します。第三者の声は、最も強力な宣伝になります。

    2. 適切なハッシュタグ選定

    ビッグワード(例:#キャンプ)だけでなく、レンタル特有のキーワード(例:#キャンプ用品レンタル #手ぶらキャンプ #お試しレンタル)を組み合わせることで、レンタル意欲の高いユーザーにピンポイントでアプローチできます。

    SNSで集めた熱量を「予約」に変えるには?

    InstagramやTikTokを見て「借りたい!」と盛り上がったユーザーが、Webサイトに来た瞬間、離脱してしまう最大の原因をご存じでしょうか?

    それは、「スマホで予約がしにくい」「空き状況がすぐに分からない」というシステムの問題です。
    SNSからの流入は9割以上がスマートフォンです。ここで使いにくいサイトだと、せっかくのバズも売上につながりません。

    Shopify × レンタルGO で「売れるレンタルサイト」を作る

    SNSとの連携を強化し、集客を最大化するためには、世界No.1のECプラットフォームである「Shopify(ショッピファイ)」と、レンタル専用アプリ「レンタルGO」の組み合わせが最適です。

    なぜ、ShopifyとレンタルGOがSNS集客に強いのでしょうか?

    • スマホに最適化されたUI:
      Shopifyはモバイルファーストで設計されており、SNSアプリ内ブラウザでもサクサク動きます。
    • リアルタイム在庫カレンダー(レンタルGO):
      ユーザーはその場でカレンダーを見て空き状況を確認し、即予約が可能。問い合わせの手間を省き、離脱を防ぎます。
    • 「そのまま購入」でLTV向上:
      SNSで見て「欲しいけど高い」と思った商品をレンタルで試し、気に入れば差額を払って購入できる「Rent to Own」機能も実装可能です。

    🚀 Shopifyでレンタル事業を始めたい方へ
    どのプラットフォームを選ぶべきか迷っている方は、各社の機能を徹底比較したこちらのガイドをご覧ください。レンタルGOの機能についても詳しく解説しています。
    【完全ガイド】レンタルECサイトの始め方|Shopify, ecforce…プラットフォーム徹底比較

    「SNSでの認知」から「予約完了」までの導線を滑らかにすることが、低予算でのレンタルEC成功の鍵です。まずはSNSでの発信を強化しつつ、受け皿となるShopifyサイトの構築を検討してみてはいかがでしょうか。

    この記事の監修者

    株式会社ミライガタリ代表取締役 上岡裕
    多数のレンタル事業者のECサイト構築を手がけ、業界に特化した豊富な実績を持つ。EC構築、アプリ構築の知見を土台に商工会議所等の相談員講師として活動し、多くの事業者のサポートを行う。事業のDX化による経営改善が得意領域。
    レンタル事業の社会的、経営的強さに魅せられEC構築サービス『レンタルGO』発案、開発。自身が代用を務める株式会社ミライガタリにてサービスを提供中。
    都城工業高等専門学校卒。1児の父。